[ドバイ 8日 ロイター] - イランのライシ大統領は8日、欧州連合(EU)のミシェル大統領と電話会談し、国際原子力機関(IAEA)が「非建設的」な姿勢を取れば、イラン核合意の再建に向けた交渉の妨げになると述べた。イラン国営メディアが伝えた。
IAEAは7日、申告されていない施設でウランの痕跡が検出された問題を含め、イランが核開発問題に関する質問にいまだ回答していないとしてイランを非難した。
ライシ大統領は、ミシェル大統領との電話会談で「イランがIAEAと真剣に協力するのは、核活動の透明性を保ちたい意思の表れだ」と主張した。一方で、「IAEAが非建設的な姿勢を取るなら、イランに建設的な反応を期待するのは筋が通らない。非建設的な措置は当然ながら交渉の道を閉ざすことになる」と述べた。