[ストラスブール 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は15日、欧州議会で施政方針演説を行った。途上国の地球温暖化対策のために資金援助援を拡大する方針を示し、米国にも参加を呼び掛けた。
「2027年までの気候変動対策資金として40億ユーロを追加することを提案する」と述べた。
「米国や他のパートナーの参加を期待している」とし「これは非常に重要だ。米国とEUが協力して気候変動対策資金の不足を埋めることにより、気候問題におけるリーダーシップを示す強力なシグナルを送ることになるからだ」と指摘した。
EUは気候変動対策資金として既に年間250億ドル拠出していると付け加えた。
フォンデアライエン氏は自然を保護し世界の生物多様性の低下を防ぐための国際資金援助をEUは2倍にすると述べたが、具体的な額には言及しなかった。