[シンガポール 16日 ロイター] - アジア時間16日の原油先物は小幅に下落している。前日は、米原油在庫が予想以上に減少したことを受け上昇したが、その水準をほぼ維持している。
0128GMT(日本時間午前10時28分)時点で、北海ブレント先物は0.13ドル(0.2%)安の1バレル=75.33ドル。米WTI先物は0.12ドル(0.2%)安の72.49ドル。前日はそれぞれ2.5%と3.1%上昇した。
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は15日、先週の米原油・燃料在庫が大幅に約640万バレル減少したと発表。予想の350万バレル減少を大きく上回った。メキシコ湾岸地域の製油所やオフショア石油施設ではハリケーン「アイダ」の影響が残っている。
一方、石油各社はハリケーン「ニコラス」通過に伴い、電力とパイプラインを早期に再開。これにより、アイダからの復旧が進むとみられる。