[ハルツーム 21日 ロイター] - スーダン政府は21日、バシル前大統領に忠誠を誓う一部勢力によるクーデターの試みを阻止したと発表した。
軍当局の説明によると、クーデター計画に関与した将校21人と多数の兵士が既に拘束されており、さらに捜査が続けられている。関係があった場所は現在、全て軍の管理下にあるという。
同国では2019年にバシル政権が崩壊。その後に軍と文民が共同で立ち上げた統治評議会が政権を運営している。2024年には選挙が実施される予定だ。
ハムドゥーク首相は「軍の内部と外部の勢力が企図したクーデター(未遂)が起きた。これは前政権崩壊以降、その残党が民主政体への移行を台無しにしようとしている動きの1つだ」と指摘した。
首都ハルツームの住民によると、市内は平穏な様子で人々の往来もいつもと変わっていないという。