[ミラノ 29日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは29日、地球温暖化に立ち向かう若い環境活動家らを称賛し、「人類の福祉のために」活動を続けるよう励ました。
11月にかけてグラスゴーで開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)のプレイベントとして今週ミラノで行われた「若者気候サミット(Youth4Climate)」に寄せたビデオメッセージで述べた。
このイベントには数千人の若い活動家が参加、このうち約190カ国からの参加者約400人が、気候変動対策について政治家らと協議する予定。
教皇は、「あなたがたは未来だと言われてきた。しかし、これらの問題についてあなた方は現在であり、いま現在において未来の作り手となっている」と語り掛けた。
2013年の就任以来、教皇は地球温暖化に思い切った対策を講じ、化石燃料使用を削減するよう各国政府に繰り返し訴えるとともに、2015年のパリ協定で定められた気温上昇抑制目標を強く支持している。
スコットランドの司教らは、教皇は体調が許せばCOP26に出席する意向だと明らかにした。