[東京 4日 ロイター] - アジア時間4日の原油先物は下落した。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が同日開く閣僚級会合が注目されている。
0143GMT(日本時間午前10時43分)時点で北海ブレント先物は0.24ドル(0.3%)安の1バレル=79.04ドル。米WTI先物は0.27ドル(0.4%)安の75.61ドル。
原油先物は供給不安や世界的な需要回復を背景にこのところ上昇を続けてきた。北海ブレントは先週、80ドルを突破し、約3年ぶりの高値を付けた。
ANZリサーチは調査ノートで「投資家がOPECプラスの会合に注目する中、世界の経済成長が力強く加速するとの強い確信」によりリスク選好度合いが高まってきたと指摘。
OPECプラスに対しては、一部諸国から価格押し下げを図るため増産するよう圧力がかかっている。世界の一部地域で需要が予想より急速に回復しているからだ。
既にOPECプラスは前回会合で10月分の生産量を決めているため、増産幅拡大があるとすれば最短でも11月になりそうだ。