💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

原油先物軟調、OPECプラスの増産拡大見送りで前日は急上昇

発行済 2021-10-05 11:30
更新済 2021-10-05 11:36
© Reuters. アジア時間5日の原油先物は小幅に下落した。写真は2016年6月、米テキサス州フリーポートで撮影(2021年 ロイター/Richard Carson)

[東京 5日 ロイター] - アジア時間5日の原油先物は小幅に下落した。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が増産拡大に動かなかったことを受けて、原油先物は前日急上昇していた。

0054GMT(日本時間午前9時54分)時点で北海ブレント先物は0.03ドル安の1バレル=81.83ドル。米WTI先物は0.10ドル安の77.52ドル。前日はそれぞれ2.5%、2.3%上昇した。

© Reuters. アジア時間5日の原油先物は小幅に下落した。写真は2016年6月、米テキサス州フリーポートで撮影(2021年 ロイター/Richard Carson)

OPECプラスは4日に開いた閣僚級会合で、日量40万バレルのペースで増産する現行の合意を11月も維持すると決定した。原油価格が年初から約50%上昇する中、米国やインドなどの主要消費国から増産幅拡大を望む声が上がっており、OPECプラスに圧力がかかっていた。ただOPECプラスは増産幅拡大には動かず、会合後に発表した声明で、日量40万バレルのペースでの増産というこれまでに合意された「生産調整計画を確認した」と表明した。

バークレイズのアナリスト、アマルプリート・シン氏は、OPECプラスの決定について「来年は余剰が見込まれ、主要産油国の生産能力が限定的であることを踏まえ、増産の緊急性を感じていないことを反映している」と指摘した。

前日の原油急上昇に関しては「7月の決定を再確認しただけということを考えるとやや行き過ぎに思える。市場がそれだけタイトだということだろう」とした。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます