[ワシントン 5日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は5日、イスラエルのフラタ国家安全保障担当補佐官とワシントンで協議し、イランの核開発を抑制するには外交が最善の手段だと述べた。その上で、外交努力が失敗すれば、別の選択肢を取る可能性があるというバイデン米大統領の方針を再確認した。
米当局者によると、今回の協議は同盟国である米国とイスラエルが情報を共有し、イランによる核開発の進展状況について「基本的な評価」を行う場となった。
ホワイトハウスの声明によると、サリバン氏は5日の会談で「イスラエルの安全保障と、イランの核兵器保有を断固として阻止することへのバイデン大統領の基本的なコミットメントを強調した」という。
声明で「サリバン氏は、この目標を達成するためには外交が最善の道という米政権の見解を説明するとともに、外交が失敗した場合には、他の選択肢を取る用意があると大統領が明言していることにも言及した」としている。