[東京 11日 ロイター] - 11日の原油先物は上昇。新型コロナウイルス禍からの景気回復を受けて燃料需要が高まっていることを受けた。
0212GMT(日本時間午前11時12分)時点で、北海ブレント原油先物は0.81ドル(1%)高の1バレル=83.20ドル。先週は約4%値を上げた。
米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は1.15ドル(1.5%)高の1バレル=80.50ドル。2014年終盤以来の高値。先週は4.6%値を上げた。
ただ、米国の在庫が再び積み上がる中、今後は軟化も予想される。
キャピタル・エコノミクスのチーフコモディティーエコノミスト、キャロライン・ベイン氏はノートで「今四半期の原油価格が大幅に上値を伸ばすのは難しいとみており、来年に徐々に下落すると依然として予測している」と指摘した。
先週公表された米原油在庫は2週連続で増加。ハリケーンで閉鎖されていた油井の再開が拡大したことを受けた。