[13日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は13日公表した「短期エネルギー見通し」で、今年の国内天然ガス生産が増加するとの見通しを示した。
昨年は新型コロナウイルス流行に伴う需要崩壊で生産が減少していた。
乾性ガスの生産は今年が925億5000万立方フィート、来年は964億1000万立方フィートとなり、昨年の914億9000万立方フィートを上回ると予想。2019年は過去最高の928億7000万立方フィートだった。
ガス消費は今年が832億3000万立方フィート、来年は825億9000万立方フィートに減少すると予想。昨年は832億5000万立方フィート、19年は過去最高の852億9000万立方フィートだった。
予想通りの結果となれば、今年のガス消費は06年以降初めて2年連続で減少することになる。来年は1983年以降で初めて、3年連続の減少となる。
今年のガス生産とガス消費の予測は、9月時点の予測である921億8000万立方フィート、825億4000万立方フィートから上方修正された。
EIAは、米国の液化天然ガス(LNG)輸出が、今年97億1000万立方フィート、来年111億5000万立方フィートになると予測。9月時の予測である95億8000万立方フィートと101億5000万立方フィートからそれぞれ上方修正した。昨年は過去最高の65億3000万立方フィートだった。