[ワシントン 25日 ロイター] - 米国のグローバルエネルギー安全保障担当アドバイザー、アモス・ホッホシュタイン氏は25日、ロシアがエネルギー不足に悩む欧州への燃料輸出を抑制しているとすれば、プーチン大統領は天然ガスを政治的手段として活用する路線に傾きつつあると述べた。
プーチン大統領が天然ガスを政治的手段として利用しているかという質問に対し、「ロシアが供給可能なガスがあるにもかかわらず供給せず、欧州が全く関係のない他の要求を受け入れた場合にのみ供給することを選択するなら、そのような路線に近づいているだろう」と指摘。「今冬に欧州のエネルギー安全保障に大きな変化をもたらすことができる唯一の供給国がロシアであることは私の考えでは疑いようがなく、国際エネルギー機関(IEA)もそれを認めている」とし、ロシアは上流でのガス生産を増やすことが可能で、既存のパイプラインを使って迅速に行うべきとした。