[メルボルン 29日 ロイター] - 29日の原油先物はまちまち。ただ、週間ベースでは米原油在庫の予想以上に増加したことや、イランが核合意再建協議の再開を表明し、制裁終了につながる可能性が出たことを受けて少なくとも8週間ぶりの下落となっている。
0151GMT(日本時間午前10時51分)時点で、米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は0.04ドル安の1バレル=82.77ドル。
北海ブレント原油先物は0.12ドル(0.1%)高の84.44ドル。
ともに週間では約1%安。下落はWTIが10週ぶり、ブレントが8週ぶり。
米エネルギー情報局(EIA)が27日公表したデータによると、22日までの週に米原油在庫は予想以上に拡大した。
11月4日に開かれる石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の次回会合に注目が集まっている。2022年4月まで毎月、日量40万バレルのペースで増産する現行の合意を維持するとアナリストらは予想している。