[ハノイ 1日 ロイター] - ベトナムのグエン・ホン・ジエン商工相は1日、同国は2050年までに温室効果ガス排出量を実質的にゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すと表明した。英グラスゴーで開催されている国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の関連会合で述べた。温暖化対策で他国と歩調を合わせる姿勢を示した。
具体的には、石炭火力発電の削減に向けたロードマップ(行程表)を実施し、風力・太陽光発電能力を2030年までに倍の31─38ギガワットに拡大することを目指す。
ファム・ミン・チン首相は同会合で、気候変動対策で先進国に「公平と平等」を求めた。
ベトナムは先に、野心的なクリーンエネルギー目標を達成するには国際投資家から資金と技術、専門家の提供を受ける必要があると訴えている。