[ワシントン 6日 ロイター] - バイデン米大統領は6日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が追加増産を見送ったことを受け、原油価格の高騰に対処する方法はあるという見解を示した。
OPECプラスは4日に開いた閣僚級会合で、協調減産幅を毎月日量40万バレルずつ縮小する現行の計画を12月も維持することで合意した。
バイデン氏は、戦略石油備蓄の放出を許可するかとの質問に「適切な時期に他国に対処するため、政権には別の手段がある」と発言。また、OPECのほかロシアやサウジアラビアが対応するとは思ってないと述べた。
エネルギー省のグランホルム長官は、エネルギー情報局(EIA)の予測で12月のガソリン価格は下落すると指摘。予測は変わる可能性もあるが、戦略備蓄を放出する水準ではないとの考えを示した。また戦略備蓄については、いかなる決定も大統領が行うと述べた。