[シンガポール 27日 ロイター] - 原油先物は下落。米国で新型コロナウイルス感染者が急増している米国でクリスマスの週末、航空便の欠航が大量に出たことが材料視された。
0745GMT(日本時間午後4時45分)時点で、米WTI原油先物は0.97ドル(1.3%)安の1バレル=72.82ドル。一時72.71ドルまで下げた。北海ブレント先物は0.24ドル(0.3%)安の75.90ドル。前営業日の24日は0.9%下げて終えていた。
新型コロナウイルスのオミクロン変異株に感染しても軽症にとどまる可能性を示唆する初期データを受け、両先物は先週3─4%上昇していた。ブレントは、欧州で天然ガス価格が最高値を付けたことも支援材料。
だが、オミクロン株の感染力は強く、感染者は世界的に急増している。
市場は、石油輸出国機構(OPEC)に非加盟産油国を加えた「OPECプラス」が来週1月4日に開く次回会合に注目している。