[北京 27日 ロイター] - 中国石油天然ガス集団(CNPC)傘下の経済技術研究院(ETRI)は26日、中国の石油消費は今後10年間拡大が続き、2030年までに年間約7億8000万トンでピークに達するとの見方を示した。
昨年は、中国の石油需要は25年頃までに年間7億3000万トンでピークに達するとの見通しを示していた。
ETRIの最新リポートは、ディーゼル燃料、ガソリン、灯油の消費は25年頃に年間約3億9000万トンで頭打ちとなると予想。石油化学製品に対する根強い需要が30年にかけて消費を支えるとみている。
石油需要全般では、自動車の電動化などで輸送の消費が減り、30年以降は縮小する見込み。ただ、石油化学製品に対する需要は安定推移が予想されている。