[シンガポール 29日 ロイター]アジア時間の米原油先物は6営業日続伸。北海ブレント先物も上昇し、いずれも1カ月ぶりの高値付近で取引されている。 - アジア時間の米原油先物は6営業日続伸。北海ブレント先物も上昇し、いずれも1カ月ぶりの高値付近で取引されている。
原油先物や株式相場は、新型コロナウイルスのオミクロン変異株を巡る懸念でリスク回避が広がった11月下旬の安値から値を戻している。
0101GMT(日本時間午前10時01分)時点で、北海ブレント先物は0.23ドル(0.3%)高の1バレル=79.17ドル。米WTI原油先物は0.21ドル(0.3%)高の76.19ドル。
英政府がイングランドで年内に新たな新型コロナ関連規制は導入しないと発表し、フランスが大晦日の夜間外出禁止措置を見送ったことも投資家心理を支えた。オミクロン株の影響を巡る懸念後退に伴い、リスク選好が戻りつつある。
市場は石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が1月4日に開く会合に注目している。会合では、原油生産を日量40万バレルずつ毎月引き上げる計画を2月も継続するかどうか決定する。