[カイロ 4日 ロイター] - クウェートのファーリス石油相は、新型コロナウイルスのオミクロン株に対する懸念はあるものの、世界経済の回復が続くと楽観していると述べた。国営通信社が4日遅く伝えた。
これに先立ち、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は4日に開いた会合で、2月も現行の増産ペースを維持することで合意した。昨年8月から毎月日量40万バレルずつ協調減産幅を縮小してきたが、2月もこのペースを維持する。
同相は「市場には課題があるが、増産というOPECプラスの戦略は成功を収めている」と述べた。
クウェートの増産規模は日量2万7000バレルで、合計で日量261万2000バレルになるという。産業活動の拡大と需要水準の回復も先行きを楽観する理由だと述べた。