[ロンドン 6日 ロイター] - 米石油大手・シェブロンは6日、カザフスタンの大型油田の生産量を一時的に減らしたと明らかにした。関係者によると、抗議活動を支援するため一部の従業員が原油を運搬する鉄道の運行を妨げたという。
カザフは日量約160万バレルの原油を生産。これまでに国内の混乱や自然災害により生産が中断されることはほとんどなかった。
シェブロンは、同社が50%出資する企業連合「TCO」について「TCOの生産活動は継続しているが、物流(の問題)により一時的に生産を調整している」と発表した。
TCOは日量約70万バレルを生産する。どの程度生産が減らされたかは不明。
カザフスタンにはこのほか2つの大型油田があり、エクソンモービルやルクオイル、ロイヤル・ダッチ・シェルなどの外資が出資している。
ロイヤル・ダッチ・シェルの広報担当者は、カザフ国内の生産は続いていると述べている。