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原油先物2カ月ぶり高値、米在庫が2018年以来の低水準

発行済 2022-01-13 07:13
更新済 2022-01-13 07:19
© Reuters.  1月12日、米国時間の原油先物は2カ月ぶりの水準に上昇した。世界最大の原油消費国である米国で在庫が2018年以来の水準に減少したことに加え、新型コロナウイルスのオミクロ

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国時間の原油先物は2カ月ぶりの水準に上昇した。世界最大の原油消費国である米国で在庫が2018年以来の水準に減少したことに加え、新型コロナウイルスのオミクロン変異株を巡る懸念が緩和していることが背景。

清算値は北海ブレント先物が0.95ドル(1.1%)高の1バレル=84.67ドル、米WTI先物が1.42ドル(1.8%)高の82.64ドル。

© Reuters.  1月12日、米国時間の原油先物は2カ月ぶりの水準に上昇した。世界最大の原油消費国である米国で在庫が2018年以来の水準に減少したことに加え、新型コロナウイルスのオミクロン変異株を巡る懸念が緩和していることが背景。写真は2019年11月、米テキサス州ラビング郡で撮影(2022年 ロイター/Angus Mordant)

米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計によると、米国の原油在庫は先週460万バレル減少し、4億1330万バレルと、18年10月以来の低水準となった。ロイターがまとめたアナリスト予想は190万バレルの減少だった。

データ会社Kplerの米州担当リード原油アナリスト、マット・スミス氏は「精製活動が低調だったにもかかわらず、原油在庫は予想を超えて減少した」と述べた。

オアンダのアナリスト、ジェフリー・ハービー氏は「中国経済が急速に減速せず、オミクロン株の脅威が消え、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成するOPECプラスの増産能力が明らかに制限されていると想定すると、北海ブレントは第1・四半期中にも1バレル=100ドルに向けて上昇すると予想される」としている。

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