[北京 14日 ロイター] - 中国税関総署が14日発表した2021年の銅輸入は前年の過去最高水準から減少した。ただ、銅精鉱の輸入は過去最高を更新した。
未加工銅・銅製品の輸入は前年比17.2%減の553万トンだった。
12月単月では4カ月連続で増加し、58万9165トンと、20年10月以来の高水準を付けた。あるアナリストによると、価格差で利ざやを稼ぐ裁定取引が入りやすくなり、輸入が増えた。
21年の銅精鉱輸入は前年から7.6%増え、過去最高の2340万トンとなった。
12月単月では206万トンと、前月に付けた過去最高の219万トンから減少した。
12月の未加工アルミニウム・アルミ製品の輸出は56万2975トンと、前月の50万9319トンから増加。ロイターのデータによると、月間の過去最高を更新した。
21年通年では前年比15.7%増えて562万トンとなった。