[14日 ロイター] - 米エネルギーサービス会社のベーカー・ヒューズが発表した週間データ(1月14日までの週)によると、米国内の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は前週から13基増えて601基となり2020年4月以来の高水準を記録した。
前年同時期を228基(61%)上回った。
石油リグは11基増の492基で20年4月以来の高水準。天然ガスリグは2基増の109基で20年3月以来の高水準だった。
原油価格は昨年の55%上昇に続き、今年も約12%上昇している。掘削・生産会社の間では2年連続で投資拡大を計画する動きが広がっている。
リグ稼働数は過去最長の17カ月連続で増加している。ただ多くのエネルギー企業は生産拡大よりも投資家への還元を重視し、21年の米石油生産は減少した。