[ワシントン/ドバイ/パリ 24日 ロイター] - イランのアブドラヒアン外相は24日、核合意再建に向けた交渉について、良い取引が可能だとの保証が得られれば、米国との直接協議を検討する用意があると述べた。ただ、直接協議についてまだ何も決定していないと説明した。
米国のトランプ前政権が離脱した2015年の核合意を立て直すためのイランと米国の間接協議は約2カ月前に再開した。
欧米側はイランとの交渉が数週間以内に進展することを望んでいるが、双方の溝は埋まっていない。
アブドラヒアン外相は会見で「イランと米国が直接交渉しているという報道は事実ではない」と述べた上で、良い取引を実現させるために米国との直接協議が必要な段階になれば検討する、と説明した。
米国務省のプライス報道官は記者団に「われわれは直接会談する用意がある。これまでにも、核合意の交渉や他の課題に置いて、イランと直接かかわる方がはるかに生産的であるとの立場だった」と語った。