[28日 ロイター] - 米エネルギーサービス会社のベーカー・ヒューズが発表した週間データ(1月28日までの週)によると、米国内の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は前週から6基増えて610基となり、2020年4月以来の高水準を記録した。
前年同時期を226基(59%)上回った。
石油リグは4基増の495基で20年4月以来の高水準。天然ガスリグは2基増の115基で20年1月以来の高水準だった。
また、1月の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は24基増。原油価格が14年以来の高値を付ける中、月間ベースで過去最長となる18カ月連続の増加となる。
ただ、アナリストは、多くのエネルギー企業が生産拡大よりも投資家への資金還元に注力したため、21年に米国の生産量は低迷したと指摘している。