[モスクワ 1日 ロイター] - ハンガリーのオルバン首相は1日、ウクライナ情勢を巡るNATO(北大西洋条約機構)加盟国とロシアの隔たりは大きいが、「埋めることは可能」との見解を示した。同首相はこの日、モスクワを訪問し、ロシアのプーチン大統領と約5時間にわたって会談を行った。
会談後、プーチン大統領との共同記者会見で「現在みられる立場の違いは埋めることができると確信した。平和とロシアの安全を保証し、NATO加盟国も受け入れ可能な合意に至ることが可能だ」と表明した。また、今後の協議が合意につながることを期待していると述べた。
一方、オルバン首相は、ロシアがこれまで各国の経済的制裁を乗り越えてきた点を指摘。制裁はハンガリー経済により大きな悪影響を及ぼしたとして、国際的に見ても失策だとの見解を示した。
ハンガリーは欧州連合(EU)とNATOの加盟国。