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原油先物は上昇、OPECプラス会合に注目

発行済 2022-02-02 11:28
更新済 2022-02-02 11:36
© Reuters.     原油先物価格は2日、上昇している。写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2022年 ロイター/Drone Base)

[東京 2日 ロイター] - 原油先物価格は2日、上昇している。米原油在庫が減少したことから需要の底堅さが示され、先週付けた7週間ぶり高値に迫った。ただ、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどでつくる「OPECプラス」の会合を2日に控え、投資家の慎重姿勢が続いている。

0123GMT(日本時間午前10時23分)時点で、北海ブレント先物は0.36ドル(0.4%)高の1バレル=89.52ドル。

米WTI先物は0.38ドル(0.4%)高の88.58ドル。

アナリストの間では、OPECプラスが現行の増産ペースを維持する可能性が高く、供給不足と価格上昇基調が続くとの見方がある。

© Reuters.     原油先物価格は2日、上昇している。写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2022年 ロイター/Drone Base)

市場関係者が米石油協会(API)の2日発表のデータを引用して明らかにしたところによると、1月28日までの週の米原油在庫はアナリスト予想(150万バレル増)に反して160万バレル減少した。

一方、ガソリン在庫は580万バレル増加、アナリスト予想は160万バレル増だった。

5人の関係者がロイターに明らかにしたところによると、OPECプラスは2日に開催する閣僚級会合で、毎月日量40万バレルという現行の増産ペースを維持する可能性が高い。あるOPECプラス関係者は、合同専門委が1日の会合で40万バレル以上の増産について議論したかとの質問に「(増産ペースの)問題は出なかったし、今後も出るとは思わない」と語った。

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