[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国時間の原油先物は、悪天候で米テキサス州の原油生産が阻害されるとの懸念を背景に終盤の取引で大きく上昇し、米WTI先物の清算値が2014年以来初めて1バレル=90ドル台に乗せた。
清算値は北海ブレント先物が1.64ドル(1.8%)高の1バレル=91.11ドル、米WTI先物が2.01ドル(2.3%)高の90.27ドル。米WTI先物の清算値が90ドル台に乗せるのは14年10月6日以来初めて。
アナリストは、悪天候でテキサス州の原油生産が影響を受け、世界的な供給不足が一段と悪化するとの懸念から取引終盤で原油先物が上昇したと指摘。みずほのエネルギー先物担当ディレクター、ボブ・ヤウガー氏は「一種のヒステリックな恐怖が見られ、終盤にかけて価格が上昇した」と述べた。