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原油先物7年ぶり高値、供給逼迫懸念やウクライナ巡る警戒感で

発行済 2022-02-12 06:20
更新済 2022-02-12 06:27
© Reuters. 米国時間の原油先物は3%高となり、7年ぶりの高値を付けた。世界的な原油供給の逼迫懸念に加え、ロシアによるウクライナ侵攻への警戒感が強まった。2016年3月撮影(2022年

[11日 ロイター] - 米国時間の原油先物は3%高となり、7年ぶりの高値を付けた。世界的な原油供給の逼迫懸念に加え、ロシアによるウクライナ侵攻への警戒感が強まった。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日、ロシアによるウクライナへの侵攻はいつ開始されてもおかしくはなく、おそらく空爆で始まるとの見解を示した。首都キエフへの奇襲もあり得るという。

また、ロシアとウクライナとの間の緊張が高まる中、英国やオランダのほか、ノルウェー、ラトビアなどが11日、自国民に対しウクライナからの退避を勧告した。

© Reuters. 米国時間の原油先物は3%高となり、7年ぶりの高値を付けた。世界的な原油供給の逼迫懸念に加え、ロシアによるウクライナ侵攻への警戒感が強まった。2016年3月撮影(2022年 ロイター/Nick Oxford)

清算値は、北海ブレント先物が3.03ドル(3.3%)高の1バレル=94.44ドル。米WTI先物が3.22ドル(3.6%)高の93.10ドル。

両先物とも2014年後半以来の高値を付けた。週間では8週連続で上昇した。

この日の商いは終盤にかけて急増。北海ブレント先物の売買高は2カ月超ぶりの高水準だった。

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