[東京 22日 ロイター] - 東芝の筆頭株主であるエフィッシモ・キャピタル・マネジメントは22日、24日の東芝臨時株主総会で非上場化の検討などを取締役会と戦略委員会に求めた株主提案の3号議案に賛成票を投じると発表した。
エフィッシモは、ステークホルダーから信頼される盤石な経営体制を構築することが東芝の喫緊の経営課題だと指摘。現在の分散した株主にかわり特定少数の戦略投資家・金融投資家を株主とすることで安定的な経営基盤を得て、時間的猶予を十分に確保した上で経営戦略を策定・執行する選択肢は、東芝の中長期的な企業価値の観点から検討されるべきだとした。
エフィッシモは10日、東芝の会社分割案(1号議案)について、中長期的な企業価値の毀損(きそん)につながる可能性があるなどとして、臨時株主総会で反対する意向を示していた。