[ブリュッセル 7日 ロイター] - 米国務省高官は7日、今週ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)外相会合で、フィンランドとスウェーデンの加盟の可能性が協議されたと明らかにした。
高官は匿名を条件に、ブリンケン国務長官がフィンランドの外相と短時間会談したと記者団に説明。NATOの扉は引き続き開かれているが、加盟に関する決定はスウェーデンとフィンランド次第と述べた。
ロシアのウクライナ侵攻を契機に、フィンランドとスウェーデンは米国主導のNATOへの加盟を巡り検討を始めた。
フィンランドのハービスト外相は先に、NATO加盟に関する方針を数週間以内に明確にすると語った。
一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は7日、フィンランドとスウェーデンがNATOに加盟すれば、ロシアは独自の措置で「状況をリバランス」する必要があると述べた。