[26日 ロイター] - スイスの製薬大手ノバルティスが26日発表した第1・四半期決算は、コア営業利益が3%増加した。為替レートが業績に不利に作用したが、新薬の販売が好調だった。市場予想は下回った。
コア営業利益は40億8000万ドル。前年同期は39億6000万ドルだった。リフィニティブのデータによると、市場予想は41億3000万ドル。
関節炎・乾癬治療薬「コセンティクス」の売上高は、為替変動の影響を除くベースで12%増の11億6000万ドル。市場予想の11億9000万ドルをやや下回った。
心不全治療薬「エンレスト」の売上高は42%増の11億ドル。市場予想の10億ドルを上回った。
2022年の利益予想は据え置いた。
同社は最大150億ドルの自社株買いを計画しているが、企業・技術の買収、研究開発、高配当のための資金は十分に維持していると表明している。