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米国株見通し:続落か、ウクライナ情勢の悪化に懸念

発行済 2022-05-09 14:28
更新済 2022-05-09 14:30
© Reuters.
(13時50分現在)

S&P500先物      4,082.50(-40.8)
ナスダック100先物  12,580.90(-112.6)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は300ドル超。
NY原油先物(WTI)は強含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。



6日の主要3指数は続落。
序盤から下げ幅を拡大する展開となったが、終盤はやや持ち直し、ダウは98ドル安の32899ドルで取引を終えた。
この日発表された雇用統計のうち、非農業部門雇用者数は下方修正後の前月と一致。
ただ、失業率が予想よりも弱く、回復持続を確認できなかった。
また、高水準の平均時給でインフレの影響も懸念され、売り優勢の展開に。
長期金利の上昇でハイテク関連への売りが膨らみ、下げを主導した。



本日は続落か。
プーチン・ロシア大統領は対独戦勝記念日に合わせウクライナ攻撃を激化させるとの見方から、世界経済の先行きを懸念した売りが優勢となりそうだ。
特に、原油相場が需給のひっ迫で強含んでおり、インフレへの警戒感が広がりやすい。
また、雇用統計の内容を改めて消化し、連邦準備制度理事会(FRB)の金融正常化加速への思惑も想定される。
金利先高観を背景としたハイテク関連への売りが指数を押し下げるだろう。



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