[17日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は下落。欧州連合(EU)が提案したロシア産石油禁輸措置の受け入れをハンガリーが拒んでいることが重しとなった。
0004GMT(日本時間午前9時04分)時点で、北海ブレント先物は0.35ドル(0.3%)安の1バレル=113.89ドル。米WTI先物は0.52ドル(0.5%)安の113.68ドル。
EU各国外相は16日、ハンガリーに対してロシア産石油の禁輸措置を受け入れるよう迫ったが、合意は得られなかった。禁輸実施には全加盟国の合意が必要。
需要面では、中国の4月の石油精製量が前年比11%減少し、2020年3月以来の低水準となったことが分かった。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)により需要が減少し、精製業者が稼働を抑えた。