[ニューデリー 7日 ロイター] - インド石油天然ガス公社(ONGC)のアルカ・ミッタル会長は7日、同国政府はロシアとの関係が深いことから、極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」がロシア政府管理下に置かれても、自社の権益には影響が及ばないことを期待すると述べた。
ロシア下院エネルギー委員会のザバルニー委員長はこの日、サハリン1もサハリン2と同様に同国政府の管理下に置かれることになると述べた。プーチン大統領は先週、サハリン2の権益を全て引き継ぐ新たな事業体を設立する大統領令に署名している。
サハリン1にはロシアのロスネフチ、米エクソンモービル、日本のサハリン石油ガス開発、ONGCの海外事業部門ONGCビデシュが参画し、ONGCビデシュは20%の権益を持つ。
ミッタル会長は「(インドとロシアの)関係は非常に長い間、極めて強固だ。われわれに影響がないことを願う」とロイターに述べた。