[11日 ロイター] - 英議会は11日、英領北海で石油・ガスを生産する企業の利益に25%追加課税をする法案を承認した。政府は年間50億ポンド(約59億5000ドル)の税収を見込んでいる。
新型コロナウイルス対策の規制解除やロシアのウクライナ侵攻でエネルギー価格が高騰する中、政府が5月に法案を提出していた。
一方、石油・ガス生産会社からは投資と国内生産の縮小につながるとの批判が出ていた。
これを受け政府は、老朽化した油田の廃炉に投資する際の費用を相殺できるようにするなど法案を修正した。
一方、気候変動対策の活動家や野党は、再生可能エネルギー発電事業への税優遇措置にはなっていないと批判している。