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キューバ、ロシア産石油の輸入拡大 制裁下の受け皿に

発行済 2022-07-15 11:33
更新済 2022-07-15 11:37
© Reuters. ロシア産燃料油を積載したタンカーが14日、キューバのマタンサス港に到着した。写真は6月11日、ロシアのウラジオストクで撮影(2022年 ロイター/Tatiana Meel)

[ヒューストン 14日 ロイター] - ロシア産燃料油を積載したタンカーが14日、キューバのマタンサス港に到着した。西側諸国が対ロシア制裁の一環で石油などの輸入を止めたり削減したりする中、キューバはロシア産の受け皿となっている。

リビア籍タンカー「スボロフスキー・プロスペクト」号は、ロシアのウスツルガ港で約70万バレルの燃料油(市場価格約7000万ドル)を荷積みし、キューバに到着した。

© Reuters. ロシア産燃料油を積載したタンカーが14日、キューバのマタンサス港に到着した。写真は6月11日、ロシアのウラジオストクで撮影(2022年 ロイター/Tatiana Meel)

国際的船舶データベース、イクアシス(EQASIS)によると、タンカーの船主はロシアの海運大手ソブコムフロットの子会社。英、カナダ、米はソブコムフロットを制裁対象としている。

キューバはエネルギー輸入の大半をベネズエラに依存しているが、ベネズエラも国内需要を満たすのに苦労している。このため、キューバは割高なスポット市場での調達を余儀なくされており、ロシア産輸入の拡大を図っている。

キューバは電力の大半を燃料油と自国産の重油から発電している。キューバ外務省はコメント要請に応じなかった。

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