[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行期間である欧州委員会は15日に第7弾となる対ロシア制裁措置を決定する。関係筋2人が明らかにした。ロシア産の金の輸入を禁止するほか、食品輸出の妨げにならないよう既存の制限措置を修正する。
ロシア産の石油や石炭を対象としたこれまでの制裁と比べて範囲が限定的なことから、関係筋は「第6.5弾」になると述べた。
今回の措置にはロシア産の金の輸入禁止が含まれる。関係者の1人は第三国を経由した金輸入にも打撃を与えると述べたが、どのように機能するかは詳細を明らかにしていない。
化学物質や機械など軍事目的に使用される可能性のある製品の輸入を新たに制限し、既存の措置を強化するとも述べた。
3人のEU高官によると、既存の制裁措置がロシア産の食料・穀物輸出に打撃を与えないよう調整する方針。