[ワシントン 17日 ロイター] - 米国務省でエネルギー安全保障担当シニアアドバイザーを務めるアモス・ホッホシュタイン氏は17日、主要産油国には余剰生産能力があり、バイデン大統領の中東訪問を受けて供給を増やす可能性が高いとの見方を示した。
CBSの番組で「今回の訪問で聞いた話から判断すると、今後数週間にさらなる措置が見られると確信している」と述べた。どの国にどの程度の増産余力があるかには言及しなかった。
サウジアラビアだけではなく、湾岸協力会議(GCC)とも会談したとし、「サウジやアラブ首長国連邦(UAE)、クウェートなどにどのくらい余力があるかについては触れない。だが一段の余力はある。増産余地はある」と述べた。
GCCにはバーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジ、UAEが含まれる。
サウジ外相は、米国とアラブ諸国による16日の首脳会議で原油については協議しなかったと述べた。その上で、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は引き続き需給状況を評価して必要な措置を講じるとした。