[27日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は上昇。米石油協会(API)の統計で米原油在庫が予想以上に減少した。
0009GMT(日本時間午前9時09分)までに米WTI先物は0.67ドル(0.7%)上昇し1バレル=95.65ドルとなった。
北海ブレント先物は0.33ドル(0.3%)高の104.73ドル。
APIが発表した週間石油統計によると、米原油在庫は400万バレル減と、ロイターがまとめたアナリスト予想(100万バレル減)の4倍の減少幅となった。
ガソリン在庫も110万バレル減少。アナリストは350万バレルの増加を予想していた。
ロシア国営天然ガス会社ガスプロムが欧州向けパイプライン「ノルドストリーム1」の流量を供給能力の5分の1に減らすと発表したことを受け、27日から欧州のガス供給がさらに逼迫するとの観測も相場を押し上げている。