[モスクワ 27日 ロイター] - ウクライナは海上経由で、リトアニアから石油製品の輸入を開始する。燃料危機の中、新たな輸入ルートを開拓したもようだ。
リフィニティブのデータによると、リトアニアのクライペダ港でガソリン約7600トンを荷積みしたマルタ籍のタンカー「マナス号」は、28日にウクライナのレニ港に到着する予定。
トレーダーによると、バルト海経由でのタンカーによる燃料輸入は初となる。
また市場関係筋は、7月に地中海諸国からディーゼルを中心とした石油製品がレニ港に向け出荷されたと明らかにした。
レ二港はドナウ川左岸に位置し、重要な輸送拠点となっている。
ウクライナはロシアからの軍事侵攻を受け、3月に国内港を閉鎖した。現在はポーランド、ルーマニア、リトアニア、ブルガリアから陸上経由でガソリンとディーゼルなどの燃料を輸入している。