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レバノン停泊のシリア船に「盗まれた穀物と小麦粉」=ウクライナ

発行済 2022-07-29 09:23
更新済 2022-07-29 09:28
© Reuters.   7月28日、 在レバノンのウクライナ大使館はレバノン北部のトリポリ港に停泊しているシリアの船舶について、ロシアがウクライナの貯蔵所から略奪した大麦と小麦粉を積んでいると主

[ベイルート 28日 ロイター] - 在レバノンのウクライナ大使館は28日、レバノン北部のトリポリ港に停泊しているシリアの船舶について、ロシアがウクライナの貯蔵所から略奪した大麦と小麦粉を積んでいると主張した。

海運データサイト「MarineTraffic」によると、米国の制裁下にあるシリア船「ラオディケア号」は27日にトリポリに入港した。

© Reuters.   7月28日、 在レバノンのウクライナ大使館はレバノン北部のトリポリ港に停泊しているシリアの船舶について、ロシアがウクライナの貯蔵所から略奪した大麦と小麦粉を積んでいると主張した。写真は23日、ボスフォラス海峡を通過するシリア船「ラオディケア号」(2022年 ロイター/Yoruk Isik)

同大使館はロイターに対し「この船は国際輸送が禁止されているクリミアの港から大麦5000トンと小麦粉5000トンを運んできた。ウクライナの貯蔵所から持ち出されたとみられる」と指摘。「盗まれた穀物と小麦粉の貨物がレバノンに届くのは今回が初めて」という。

在レバノンのロシア大使館からは今のところコメントを得られていない。

レバノン政府は税関当局と農務省がこの問題を調査していると説明した。

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