[2日 ロイター] - 米シェール生産のチェサピーク・エナジー、パイオニア・ナチュラル・リソーシズ、コテラ・エナジーは2日、第2・四半期決算を発表した。利益が堅調で、各社は増配や自社株買いで株主還元を強化する方針を示した。
チェサピークは12億4000万ドル(1株当たり8.27ドル)の利益を計上。前年同期は4億3900万ドル(1株当たり4.48ドル)の赤字だったが、黒字に転換した。
コテラの利益は12億3000万ドル(同1.53ドル)、パイオニアは24億ドルで、それぞれ前年同期から増加した。
こうした中で3社は増配を行い、チェサピークは年間基本配当を10%増の1株当たり2.20ドルとすると発表。パイオニアは第2・四半期のフリーキャッシュフロー27億ドルの95%を株主に還元するとした。
一方、インフレ圧力で操業コストは上昇しており、コテラは資本コストが前年同期比約25%上昇し、支出予想が10%増の17億ドルに達する見込みと明らかにした。
チェサピークも経費増や掘削装置追加を受けて支出が15%増え、17億5000万─19億5000万ドルになると発表した。