[台北 3日 ロイター] - 台湾行政院(内閣)の羅秉成報道官は3日、サイバー攻撃を含む「海外勢力」による妨害の可能性に対し、セキュリティーを強化すると発表した。
台湾を巡っては、ペロシ米下院議長の台湾訪問を受けて中国との緊張が高まっている。
羅報道官はメディアブリーフィングで、当局が発電所や空港など主要インフラのセキュリティーを強化し、政府機関全体のサイバーセキュリティーの警戒レベルを高めたと指摘。台湾は数日間にわたり「心理戦」のターゲットとなり、世論を動かすために偽情報を流すなど影響力のある活動が行われることが予想されると述べた。
また、台湾の報道機関に対し、中国政府の「プロパガンダの道具」として行動しないよう要請。中国国営メディアの報道を引用する際には注意するよう呼びかけた。