[ブリュッセル 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)は5日、先週26日のエネルギー相会合で承認された、8月から来年3月まで自主的にガス使用量を15%削減する案を正式に採択した。ハンガリーとポーランドを除く全加盟国が賛成した。
ロシアからのガス購入拡大で交渉しているハンガリーは、先週の案でも唯一反対を表明。ハンガリーのエネルギーミックスやエネルギーに関する安全保障に影響を与えるEU規則の合法性に疑問を呈した。
先週の案には賛成していたポーランドは最終案で反対を表明。法的根拠に「欠陥がある」としたほか、加盟国のエネルギーミックスに影響を与えるため、全会一致で決定すべきと主張した。
このほか、EUの声明によると、欧州委員会がガス料金の上限導入について「緊急的に」検討しているという。ただ、詳細は言及されていない。