[ウィーン 7日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は7日、ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所の予備送電線1本が砲撃を受けて損傷したことを明らかにした。
IAEAによると、同原発はすでに送電網から切り離されているため、3本の予備送電線のうち1本の損傷による直接的な影響はないとしている。
今週初めには、別の予備送電線が消火のために切り離されていた。
ウクライナ政府は7日、原発の周辺住民に対し、安全のため避難するよう呼びかけた。
IAEAは「同原発には必要に応じて非常用ディーゼル発電機も設置されているが、グロッシ事務局長は繰り返し電力供給状況について懸念を表明している」とした。