[12日 ロイター] - インドネシアのジョコ大統領が国内のエネルギーコスト上昇の圧力を緩和するためロシア産石油の購入を検討していると、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が12日報じた。
FTのインタビューで、ロシアから石油を購入するかとの質問に対し「常に全ての選択肢を注視している。より好ましい価格を示す国があれば当然だ」と述べた。
ジョコ大統領は今月上旬、補助金付き燃料の価格を30%引き上げ、財政が圧迫されているため値上げという「最後の選択肢」を取ったと説明。各地でデモが起きた。
主要7カ国(G7)が合意した上限を超える価格でロシア産石油を購入すれば、米国の制裁対象になる可能性がある。
インドネシアのサンディアガ観光相は8月、ロシア産石油について30%の値引きを提案されたと発言。これを受けて同国の国営石油会社プルタミナは、購入するリスクを精査していると明らかにしていた。