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原油先物は小幅高、堅調な世界需要見通しで 米CPIは重し

発行済 2022-09-14 11:28
更新済 2022-09-14 11:36
© Reuters.     アジア時間の原油先物は小幅高。写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2022年 ロイター/Drone Base)

[シンガポール 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅高。米消費者物価指数(CPI)統計を受けて連邦準備理事会(FRB)による来週の利上げを巡る懸念が高まったものの、石油輸出国機構(OPEC)が堅調な需要見通しを維持したことが支援材料となっている。

0116GMT(日本時間午前10時16分)時点で、北海ブレント先物は0.03ドル高の1バレル=93.20ドル。米WTI先物は0.10ドル(0.1%)高の87.41ドル。

© Reuters.     アジア時間の原油先物は小幅高。写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2022年 ロイター/Drone Base)

OPECは13日発表した月報で、2022年の世界石油需要増加幅を日量310万バレル、23年は同270万バレルと予測し、前月から据え置いた。

ANZリサーチは、バイデン米政権が戦略石油備蓄を補充する可能性があるとの報道や、イラン核合意再建への期待後退も相場支援になったと指摘した。

一方、8月の米CPIが市場予想を上回り、FRBが来週の会合で大幅利上げを再び実施する根拠になるとの見方が広がったことは原油価格の重しとなった。

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