[ワシントン 20日 ロイター] - 米民主党と共和党の与野党上院議員は20日、ウクライナ侵攻を巡って主要7カ国(G7)がロシア産石油に設定する価格上限措置を強化するため、国際的な金融機関に二次的制裁を科すようバイデン政権に求めた。
クリス・バン・ホーレン議員(民主)とパット・トゥーミー議員(共和)は上限を超える価格で販売されたロシア産原油・石油製品の貿易金融、保険、再保険、仲介に関わる金融機関に二次的制裁を発動する法案を提出。両議員は共に制裁政策を監督する上院銀行委員会のメンバーだ。
両議員は銀行を対象にすることができれば、ロシアが価格上限を逃れることが難しくなると述べた。
バイデン政権は、中国やインドなどロシア産石油輸入国との関係が複雑になることを懸念し、二次的制裁には消極的となっている。