[ワシントン 30日 ロイター] - 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は30日、ロシアと欧州を結ぶ天然ガスの海底パイプライン「ノルドストリーム」が破壊工作を受けた疑いがあることを踏まえ、米国や西側諸国の同盟国はロシアによる主要インフラへの攻撃の可能性を懸念する必要があるという認識を示した。
サリバン氏は、ノルドストリームのガス漏れの原因が、「北大西洋条約機構(NATO)の同盟国の関与によるものとは考えていない」とした上で、米国はインフラへの脅威を巡る新たな情報を入手していないものの、NATOは加盟国の領土の監視を強化していると語った。
ホワイトハウスによると、サリバン氏はノルドストリームへの破壊工作の可能性を巡る懸念について、NATOのストルテンベルグ事務総長と協議した。