[ニューヨーク 5日 ロイター] - 5日の取引で、原油先物が3週間ぶり高値を更新。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が、11月から日量200万バレルの減産を実施する方針で合意したことに反応した。
減産幅は世界需要の2%に相当し、2020年の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以来、最も大幅なものとなる。米国は大幅な減産を行わないよう働きかけていた。
米週間石油統計で原油やガソリン在庫が減少したことも材料視された。
清算値は、北海ブレント先物が1.57ドル(1.7%)高の1バレル=93.37ドル、米WTI先物が1.24ドル(1.4%)高の87.76ドル。
北海ブレントは一時93.96ドル、WTIも88.42ドルと、ともに9月15日以来の高値を付けた。